小手毬(こでまり)も散りはじめました
ここしばらくお届けしていた花自慢?!この小手毬で一度おしまいにしますので、お付き合いください。
真っ白な小さい花が、まるーく集まり手毬のように咲くことから、「小手毬」となったそうです。
この花も可憐でかわいいんですよね。今年は、またよく咲いてくれました。一本の枝にいくつもの花がつくのでしなって重そうです。
さすがに散ってきましたが、ひとつひとつの花びらの小さいこと。風に吹かれて舞ってくると、思わず手で受けとめたくなります。
もう終わってしまったヒヤシンス、木瓜。
ご紹介できませんでしたが、今は、アザレアユリオプスデージー・シクラメン・黄薔薇も咲いています。柳も新芽が日々成長しています。春から初夏にかけて、小松屋の軒先は花で彩られます。これからもなにかしらの花が次々と咲いていきます。
柳橋周辺にお出での時は、ぜひ花々も忘れずに、ご覧ください。
2004年4月30日
鉄線はいかがでしょうか?
今、軒先に眼にも鮮やかな「鉄線」の花が咲き誇っています。
ずっと「鉄線」だと思っていましたが、調べてみると8枚の花弁は「風車」というそうです。
6枚の花弁の花が「鉄線」と言い、もともとは中国原産ということですが、江戸時代より好んで詩歌に詠われ茶花としても親しまれてきました
家紋にも「鉄線紋」がたくさんあるのには驚きました。しかも花びらが三弁から八弁までいろいろで、同じ花とは思えないほどです。
今では「クレマチス」といったほうが早いようですが、世界に150種類とも200種類ともあるということです。
「鉄線」という花の名は、茎が針金のように細く強いからとの事ですが、確かにしっかりした茎です。決して針金ほどとは思えませんが・・・
初夏に咲く薄紫の美しい花。やはり昔どうりに「鉄線」と呼びたいですね。
2004年4月26日
さくらの散るころ
神田川をさくらの花びらが流れていきます。
この時季、次から次へと淡いピンクの花びらで川が覆われます。
柳橋は、神田川の一番下流に架かる橋です。
遠く源流からここまでの長い流れに、さくら吹雪が降りそそぎ、幾重にも漂ってくるのですね
一体、さくらの樹の何百本分の花びらなのでしょうか?神田川から隅田川へと流れ、そして海へと。どこまで流れていくのでしょうか。
考えると不思議です。川を眺めているだけで季節の移ろいが感じられます。
昨日の暑さがどこにと思うほど、今日は肌寒い曇り空の東京です。
2004年4月13日
海棠(かいどう)
小松屋の軒先で可憐に咲く海棠です。
染井吉野より、ピンク色が少し濃く、いつもはさくらより早く咲くのですが、今年は開花が遅く、まだ咲いています。楽しみに待っていたのですが今年は、白梅、紅梅に鶯がきませんでした。
写真を撮ってつれづれに載せようと腕を磨いていたのですが!?・・・残念ですがまた来年に期待してください。
梅が終わると、写真のように海棠が咲きだします。小さな樹ですが精一杯咲いてくれますのでかわいいものです。
そんな海棠ですがさすがにそろそろ散ってきました。小さなお花見ももうおしまい。
さて次は、軒先に何の花が飾るでしょうか?お楽しみに。
2004年4月9日
夜桜
見事に咲いているさくらを紹介いたします。
東京の葛飾にある自動車教習所のコース中に数本、さくらが咲いていますが、先日の雨にも負けずいまだに満開です。
このさくらだけライトアップされるようですが昼間はもちろんのこと、夜もはっとするような美しさです。
前回、花吹雪もそろそろ終わりかと書きましたが、この様子ではまだまだこれからも楽しめそうです。
春らしい陽気の日にはぜひ、お散歩を。「えっ、こんな所にも咲いている」と、新たな発見があるかもしれません。
このつれづれにも、もうすこし撮りためた写真がありますのでこれからもちいさなお花見をお楽しみください。
2004年4月6日
さくら満開
あっと言う間に東京ではさくらが満開。あちらこちらで咲き誇っています。
小雨も降る中、風に吹かれて花びらが舞っていました。
つい先日の夜遅く、さくらに誘われて短い時間ですが散歩を楽しみました。
小さな公園でライトアップなどされていませんが、さくらの花で明るくみえるのには驚きました
東京は緑が少ないと言われますが、さくらは思いがけないところにも咲いていると思いませんか?歩いていると花びらにふっと気がついて思わずまわりを見回してさくらを探してしまいます
私たち日本人は遠い昔から春を、旅立ちを、そして別れまでも、さくらに想いを託して、慈しんできたような気がします。
ひとつひとつは白や淡いピンクの儚げな花びらが、満開に咲き誇る様子は、まさに春爛漫。
散っていくときの桜吹雪には言葉もなくただ立ちつくすしかありません。
さくらのシャワーも今日、明日くらいまででしょうか。名残惜しいですね。
2004年4月3日
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