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このページは「屋形舟今昔」のトップページのコーナー『つれづれ』のバックナンバーをまとめています。

2007年九月のつれづれ

赤とんぼが飛んできて…

赤とんぼ7月にこの辺りでは珍しい蝉の抜け殻の写真を載せましたが、忙しい日々に追われ、猛暑の8月も、あっという間に過ぎ、9月の半ばを迎えてしまいました。

それにしても、冷夏と予報された今年の夏の暑かったこと。

小松屋の店先の植木も、あまりの暑さのため、葉先がちりじりに焼けて、葉がまるで枯れたようになってしまいました。

朝に夕べにと、気をつけて水遣りしましたが、旧盆の頃の酷暑に少し負けてしまったようです。

そして今回は、いっきに赤とんぼの写真です。
この赤とんぼ、誕生したばかりなのか、店先の古い錨に止まったまま、写真を撮るために、う〜んと近づいてもじっと動きません。
シャッター音にも、間違えてつけてしまったストロボの光にもびくともせず、止まり続けていました。

なぜか、忙しくすぐそばを歩いていても、戸を開け閉めしても全然動ぜず、飛べないのかと不思議に思うくらい。
こうなると気になり、飛び立つ姿を見たくなるものです。

そして、夕方。
屋形舟に乗られる方が、店の階段を一段二段と上がって来られたその時、長い休息を終え、赤とんぼは飛び立っていきました。

お客様をお迎えしながらも、ついつい眼で追ってしまい、元気?に飛ぶ姿を確認して、ほっとしました。

気づくと、いつのまにか、蝉の暑さに追われるような鳴き声も 聞こえず、暑いとはいえ、吹く風は、高い空は、すでに秋を感じさせます。

季節の移り変わりの早さに驚くばかりです。

2007年9月14日

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