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2007年十一月のつれづれ

隅田川小春日和

隅田川小春日和猛暑の夏を越え、秋の長雨。 暖かい日が続けば、朝晩いっきに冷え込み、風邪ひきさんが増えたり、インフルエンザの早めの流行が心配される時季になりました。

小松屋の店は、半分神田川の上に建っているものですから、地面に建つ建物より、冬の寒さが違います。 毎朝、雨戸を開け一歩店内に入れば、まるで冷凍庫のように冷え切っているため、「寒い、寒い」と大急ぎでガスストーブを点けるのです。

では、真夏の暑さはどうかと言うと… 小松屋の店内には、クーラーをいれていません。 クーラーなしでも大丈夫なの?と訊ねられますが、いえいえ、とんでもありません。 店内の暑いことと言ったら、まるで灼熱状態。 今年の酷暑は、堪えました。

しかし、屋形舟に乗るお客様がみえて必ず言う言葉があります。 「川の近くは、やっぱり涼しい!」 オフィス街の冷房や車の排気熱の真っ只中から比べると、数度は低く感じられるようです。 水面を吹き渡る風。時として、赤とんぼが群れをなし、かもめが浮かぶ川。 視覚的にも、確かに違うのでしょうね。

今日は、まさしく小春日和。 両国橋から、下流を撮れば、水面に太陽がきらきら光り、ほっとする陽気の一日です。

2007年11月14日

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