かもめ(鴎)の落し物
昨日の午後の柳橋の欄干の写真です。
「ぎゃあぎゃあ」と、かもめがあちらこちらから集まり、あまりにも騒ぎ立てるので見てみると、数人で、かもめに餌やりをしている様子。
狂喜乱舞するかもめと共に写真を撮って去っていきました。
その後、しばらくの間、また餌を貰えるものと、並んで欄干の上で待っているようです。
そしてこのかもめが飛び立った後の様子は…
柳橋の緑の欄干が、かもめの落し物(フン)で白く なります。
普段の柳橋では、
ふと立ち止まり、ひといきいれたり、ときには電話やメールしてたり、ご近所の人同士のんびり世間話をしたり、ヘリコプターが何機も飛び回ると、何かあったのかと空を見上げて心配したり、夕焼けが美しい時には、落日をずっと見とれていたり…
写生をしたり、写真を撮ったり、
神田川から、屋形船が何艘も出船していく様子を眺めたり、ポカンと浮かぶ飛行船の行方を眼で追ったり…
硬い表情のリクルートスーツの就職活動真っ最中の学生たちも手帳を見ながらもふっと素顔を覗かせたり、毎晩のように魚の飛び跳ねる様子を見に来る人がいたり、欄干の様子をがっかりしながら撮影していると、通りがかりの人が、飛行船が向かってきてるよと教えてくれたり、水面に浮かぶ落ち葉や桜の花流れを、ずっと眺めていたり、鴨の行列に見入ったり…
そして、大抵の人は、欄干に手や肘をかけて寛ぎます。
いつものつもりで、欄干に手を置いてしまうと、これは大変なことになってしまいます。
橋の上の道路には、餌の欠片が散らばり、何とも汚くみえるばかり。
かもめに餌付けをするなとは、言いません。でも、その後の有様を見たことがあるのでしょうか?
誰もが寛げるきれいな橋であるためには、どうすればいいのでしょう?
そんな事を考えながら、水の入ったバケツとブラシを持って掃除しにいきます。
ちなみに、昔から見ていますが、かもめに限らず、神田川で飛んでいる数種類の鳥たちは、なかなか逞しい野生の生物。生き抜く術はしっかり持っています。
2007年12月26日
▲頁上へ