草木に癒されて
度々の余震、原子力発電所の問題など、落ち着かない日々が続きます。
それでも、前を向いて進むしかありません。
「普段どおりに」という言葉の重さと幸せを、今更ながら思い知りました。
何ともすっきりしない先週のある日、友人の盆栽展に行きました。
友が十数年も丹精こめた草木が、小さなギャラリーに展示され、そのひとつひとつに、少し元気のなくなってしまった心を癒されました。
植物を育てている地は那須にあります。その「アトリエあうりんこ」も震災による数々の被害を少なからず受けてしまったのですが、無事、個展を開くことができて、ほっとしました。
東京の暖かさで、紫の小さな花を咲かせた様子を撮影させてもらいました。
こんなにも小さな儚げな花なのに、凛とした姿に魅かれ、眼を離すことができませんでした。
少しづつでも「普段どおりに」歩いていかなければ…と思えました。
2011年5月24日