今年のお月見は…
今年の中秋の名月は、9月14日でした。
夜の闇の中、ひときわ光り輝くお月様に見とれている人々を多く見かけました。
月の満ち欠けによって暦を作っていた旧暦では、7,8,9月を季節の秋として、真ん中の8月15日を中秋と呼びました。
月の観賞は、中国から伝わり、日本では平安朝の頃から、宮中で月見の宴が開かれていたそうです。
そして、 時代と共に、豊作を願い、農作物の実りに感謝して、月を愛でる行事になっていったのです。
お月見という言葉で、ふっと思い浮かべるのは…
まんまるお月さんを眺めながら、縁側に数本のすすきを飾り、まんまる団子が転げそうに積み上げられて、芋や豆なども供えられ、おばあちゃんと小さな孫が、「うさぎさんが、餅ついてるね」と頷いている姿。
今となっては、中々、ないのかもしれません。でも、やはり、何処かでそんな光景が見られるような気もします。
今年のお月様は、とても、美しかったです。
2008年9月24日